僕の所属する部署では、工場の製造工程で使われる装置を作っているメーカーに対してFA機器を提供しています。モノを販売することも大切ですが、今は半導体をはじめ、いろんな機器が不足している状況。お客さまのスケジュールに合わせて、欲しいタイミングで欲しい機器を的確に収められるよう、納期を管理することも営業の大きな役割です。
入社2年目、とあるお客さまの営業担当になりました。この頃はノリと勢いだけで営業していて、納期を管理するなんて頭になく、仕入先のメーカーから在庫がないと言われたら、そのままお客さまに伝えるだけでした。「この部品1ヶ月以内にもらえる?」「あーそれ1年半かかりますよ」「じゃあこれは?」「それも無理っすね」「じゃあ、どれならいけるの?」「うーん…あ、ブレーカーのカバーやったら1万個倉庫に眠ってますよ(笑)」そんな砕けたやりとりをしていたところ、ご担当の課長にブチ切れられました。自業自得とは言え、怖かったですね。でもそれで目が覚めた。流石にお客さまを怒らすのが良くないことくらい僕だってわかります。それにどうせ仕事するなら、褒められたい!お客さまの製造スケジュールを全部把握して、どの機器がいつまでに何個必要か表にまとめて管理したんです。納期が間に合わない機器があれば、工程を入れ替えて別の作業を先に進めてもらう。仕入先さまとも仲良くなって、無理を聞いてもらって。そしたら、お客さまもめっちゃ喜んでくれたし、お客さまの社内で表彰までしてもらいました。商社ってもっとスマートな仕事をイメージしていましたが、やってみたら泥臭い。でも、そこが僕は大好きです!
大学ではラクロス部に所属。勉強はほどほどに練習に励み、ムードメーカーとして活躍した。3回生のとある日、課題を忘れて教授のもとへ謝罪に行った際、偶然大学訪問をしていた立花エレテックのOBと出会う。その先輩の人柄とFA事業の将来性に惹かれて入社。趣味はサウナ。どうにかして会社にサウナ室を作れないかと密かに作戦を練っている。