粉末レーザー焼結(SLS)
Sinterit
Sinterit Lisa X
主な特長
Lisa Xは、Sinterit社の最新モデルであり、コンパクトなSLS造形方式の3Dプリンターで最高品質の部品をより速くプリントします。強力なレーザー(30W)とGalvoスキャナーを用いて、今までよりもより大きなプリント量と高速プロトタイピングを実現します。
主な仕様
Lisa X | |
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造形サイズ | 130×180×330mm |
光源種類 | IR 976nm 30W |
積層ピッチ | 0.075 - 0.175mm |
印刷速度 | 10 - 14mm/h |
不活性ガスシステム | 有り(窒素消費量8L/min) |
製品サイズ | 650×610×1200mm |
製品重量 | 145kg |
Sinterit Lisa Pro
主な特長
Lisa Proは、機能性の高いプロトタイプや研究開発、生産技術工程を短縮するためのSLS造形方式3Dプリンターです。ビルトインの窒素チャンバーを標準搭載しており、材料開発やサードパーティ製材料を使用して、様々な用途の部品が造形できます。
主な仕様
Lisa Pro | |
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造形サイズ | 110×160×230mm |
光源種類 | IR 808nm 5W |
積層ピッチ | 0.075 - 0.175mm |
印刷速度 | 3mm/h |
不活性ガスシステム | 有り(窒素消費量8L/min) |
製品サイズ | 690×500×880mm |
製品重量 | 90kg |
アプリケーション事例
材料:PA12 - Smooth
材料:PA12 - Smooth
材料:PA12 - Industrial
材料:PA12 - Industrial
材料:PA11 - Onyx
材料:PA11 - Onyx
材料:Flexa - Grey
材料:Flexa - Soft
材料:Flexa - Soft
材料:Flexa - Bright
材料:PP
材料:
PA11 - Carbon Fiber (CF)
Formlabs
Fuse 1+ 30W
主な特長
旧来のSLSが抱えていた、粉末の飛散と小型化・低コスト化が為されていないという課題を解決した次世代型高速SLS方式3Dプリンタです。 Fuse 1+ 30Wはサポート材が不要なSLSを、更に独自の特許技術Surface Armor(サーフェスアーマー)テクノロジーにより、数千万円~1億円以上のハイエンド機と同等以上の造形精度と表面品質を実現。窒素充填でのプリントにも対応でき、より高い再利用性をもって粉末を再利用することが可能です。粉末の取扱に関する優位性では、プリンタから後処理機のFuse Siftにそのまま移管できるビルドチャンバーにより外気に粉末を極力触れさせずワークフローが完結でき、Fuse Siftでは唯一の密閉型陰圧ブース内で粉末の飛散を防ぐだけでなく効率的な再利用を促進することで、ユーザー様の造形コストを最小化します。
主な仕様
造形方式 | SLS+Surface Armorテクノロジー |
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外形寸法 | W645×D685×H1,070mm(スタンド高さ含め1,655mm/Fuse Sift含めず) |
設置場所最小寸法 | W1,255 × D1,495 × H1,870mm(Fuse Sift含めず) |
造形スペース寸法 | W165×D165×H300mm |
積層ピッチ | 110μm |
サポート材 | 不要 |
アプリケーション事例
アスペクト
AM-E³550HT
主な特長
AM-E³550HTは材料粉末を1層ずつ重ねてゆき、粉面にレーザーを照射。照射箇所を溶かし固めてます。それを繰り返すことで造形物を生成いたします(PBF工法)。PBF工法を利用したAM-E³550HT造形物には3Dプリンタの造形物にあるサポート材が不要で、それにより複雑形状データの再現性に優れております。また1台の装置でPPからPPS、PFAなど高融点材料など複数の材料造形に対応しています。
主な仕様
本体サイズ | W2120 × D1560 × H2380(mm) |
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重量 | 約2t |
電源 | 3相AC200V±10% 50A 50/60Hz |
消費電力量 | 4.1kwh |
空調 | 室温18~24℃(造形中は±2℃以内) 湿度70%以下 |
ソフトウェア | 日本語オリジナルソフトウェア |
データフォーマット | STLデータフォーマット |
造形物配置可能範囲 | 500 × 500 × 490 |
実造形物サイズ(XYZ) | 480 × 480 × 480 |
レーザ CO2レーザ | 100W Φ0.48mm |
レーザービーム走査 | 走査3軸デジタルガルバノミラー / レーザ露光方式は複数の走査方式から選択可能 |
最高走査速度 | 20m/sec |
造形事例
自動車用インテークマニホールド
寸法:400×200×150mm
造形時間:13時間
使用材料:ASPEX-GB3(PA6+GB)
内部に流体や気体が流れる場合など、使用用途によっては磨き、含浸処理などの後加工が追加されます。
ファン・ダクト形状品
寸法:140×70mm
造形時間:5時間
使用材料:ASPEX-PPS
耐熱性、耐薬品性、絶縁性があるPPSは電気自動車などを筆頭に様々な工業製品に組み込まれています。
PFA造形サンプル品
使用材料:ASPEX-PFA
フッ素樹脂をPBF工法にて造形できるのはアスペクトHT機のみです。
連続使用温度260℃
ほぼすべての薬品に対する高い耐薬性。
優れた柔軟性。PTFEの代替や航空宇宙、半導体製造関連部品など広い分野での使用が可能です。
加工環境の均一化
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クォーツヒータ(近赤外線)の採用
- 短波長故に透過度が増加
- 加熱速度の向上⇒造形速度向上
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ループヒータ化
- ワークエリア全体を均一に加熱
- 使用可能なワークエリアの拡大
パートエリアの温度分布写真
最大でも温度のばらつきは2.5℃にまで抑えられている。
温度分布にばらつきが無くなることで、ワークサイズを大きくすることが可能(物理的な造形エリアを最大限利用することが可能となります)
ヒーターコントロールを緻密にすることで様々な素材に対応可能
AM-E³の仕組み(造形物を作る)
※粉末が入っている左右部分を 左右フィードエリアと呼び、 中央部をパートエリアと呼ぶ
レーザー露光の改良
- ジャンプ走査を極力減らす走査⇒走査ベクトル数の削減(造形時間の短縮化)
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走査間隔を最大に、35%以上の重ね合わせ⇒新ジグザグ走査
(下部のイラストでは細い線で表現されていますが、実際にはしっかりと塗りつぶしがされています。) - 積層ピッチとレーザービーム径・出力を最適化し、造形を高速化することができます。