当社ではマテリアリティの特定にあたり、サステナビリティ基本方針や各種指針・方針等を基に社会課題の抽出を行い、ステークホルダーおよび当社双方にとっての重要度の観点から、ターゲットとなるマテリアリティを抽出し、サステナビリティ委員会で協議し、取締役会で決定しました。
当社では、さまざまな社会的責任に関わる項目について「ステークホルダーにとっての重要度」と「当社における重要度」の観点から、環境、社会、ガバナンスの3区分でマテリアリティを特定しました。
社会的責任の面において、技術商社である当社の重要な使命の一つは環境配慮型製品を拡販することであります。環境配慮型製品は「脱・省・減CO2」に資することから、各事業が注力する分野を特定し、顧客に提供したソリューション数や再生エネルギーへの貢献、並びにCO2削減を重点テーマとして取り組んでまいります。
環境のマテリアリティである「環境配慮型製品の拡販~資源の集中による徹底的な深掘」及び「CO2削減への取組み」については、以下の施策を取り組んでまいります。
※ 上記「実績及び目標」の具体的な算出方法
【FAシステム事業】 ①~④:顧客側での電力使用量削減案件に資する取組実績として、当社側でリストアップした件数。
【半導体デバイス事業】①省エネ化、省人化につながるソリューション提案数をリストアップ。
②③開発仕様書及び各展示会の配付資料をペーパレスにした際の枚数に1枚当たりの印刷の電力使用量を乗じて算出。
④省エネ対応機種のソフト開発に関与している件数をリストアップ。
【施設事業】 ①~③各々使用条件を設定し、太陽光発電システム・蓄電池は年間発電量を求め、政府が開示しているCO2換算係数を乗じて算出、
EV充電設備は年間走行距離を求め、EV車とガソリン車のCO2排出量の差額を乗じて算出。
④LEDと蛍光灯の1時間あたりの消費電力の差額を求め、設定した年間点灯時間及び電力会社のCO2排出量係数を乗じて算出。
人基軸経営を経営の基本としている当社は、社内の人財育成、ダイバーシティの推進、福利厚生の充実を図る社内機関(なごみ会)の活性化を重点テーマとして取り組みます。また、当社独自の研修体系を強化して人基軸経営を深化させるとともに、対外的には地域社会への貢献度を上げてまいります。
社会のマテリアリティである「人基軸経営の深化」及び「地域社会とともに発展・成長の実現」については、以下の施策を取り組んでまいります。「なごみ会活動の推進」については、上記マテリティの双方の重点テーマとして取り組んでいきます。
※なごみ会について ~以下を目的として活動を支援する社内機関
①働く社員及び社員の家族の安寧と成長、和合の気風の醸成
②学術、スポーツ振興への寄付など、社会貢献活動
③企業認知度向上のためのPR活動
当社は、ガバナンスの効いた経営体制の下でコンプライアンスを遵守した事業活動を行うことで、社会的責任を果たしてまいります。そのためにコーポレートガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底を重点テーマとして取り組んでまいります。
ガバナンスのマテリアリティである「経営体制の有効性と透明性を追求」と「コンプライアンスの強化」については、以下の施策を取り組んでまいります。
レビューについては、以下のように進めてまいります。